親心スイッチ

どうやら、今年の振り込め詐欺の被害額が過去最高になったらしい。かなり手口が巧妙化してるらしいが、地域の防災アナンウンスでの注意喚起やテレビやラジオでこれでもか!ってやっているのにも関わらずなんで振込んじゃうんだろう？といつも疑問に思う。原因のひとつは｢親心スイッチ｣が入ってしまう事らしい。

親心スイッチとは、電話で「オレだよ」、「○○だよ」と親しげに話しかけられたら、｢息子だ！｣と思う心のことだそうです。親はいつでも子供の事が心配で、息子(そういえば娘って出てこないね?ww)の悲痛な声を聞くと、そのスイッチが自然と入ってしまう、そんな親がこれほどまでに多いんだということです。

子が親を殺し、親が子供を床に叩きつけて死なせる今の世の中。生んでくれて、大事に大事に育ててくれて、成人させて貰った親なのに最後亡くなった後に葬式もせず、遺骨も放棄するのが今の世の中なので｢信じる｣という尊い行為がどんどん失われていってるのに、この詐欺被害額だけが増えてるってちょっと不思議な気がします。そういう健全な心を持つ親がまだまだ多いのかな?。でも逆はどうなんだろう?親はそうかもしれないけど、子の方は親を全面的に信じてるのか？

これからもこんな事件が多くなると、ますます｢信じる｣事をしなくなりますよね。親子でも兄弟でも他人でも。どんどん何かある度に疑心暗鬼になり、常に人の言うことに耳を貸さなくなる。｢この人はこう言うけど、何か裏があるのではないか?｣という損得勘定が考えの最初に出てくるのって何だか寂しいですよね。

もし｢携帯電話をなくした｣、｢電話番号が変わった｣と電話を受けたら、元の携帯電話番号にかけるか、勤務先に確認の電話をかけるよう伝えること！と警視庁では注意を促しています。親と離れて暮らしている人、親子であまり話をしない人、親は親・私たちは私たち！お互い干渉しもされたくないと思ってる人、振り込め詐欺被害が多い12月だからこそ親に連絡を取り、そんな話題で話してみるのもいいかもです(^^)。

では今日も一日おかげさまでした(^^)